節約・倹約に関する調査

2009年5月14日

楽天リサーチ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森 学、以下 楽天リサーチ)と楽天オークション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:舟木 徹、以下 楽天オークション)は、節約・倹約に関するインターネット調査を実施しました。今回の調査は、4月25日から26日にかけて、楽天リサーチ登録モニター(約160万人)の中から、全国の20~69歳の男女計1,000人を対象に行いました。

調査結果概要

【総評】
景気の低迷により、ますます財布の紐が堅くなる中、「節約・倹約」に対する意識は高い。これまでは、購入価格を安くすることで出費を抑えてきたが、「節約・倹約」意識が高い層は、ネットサービスを活用した“副収入”へと手法がシフトしてきたように見受けられる。一部企業では「副業」を認める動きがある中、利便性を向上させることで、今後ますます利用が拡大していくのではないか。

■自分は「節約・倹約家」が約7割。年代を重ねるごとに意識は拡大
「節約・倹約」意識は「高いほうだ」が17.5%、「やや高いほうだ」が52.3%となり、「節約・倹約」意識が高い層が全体で約7割という結果となった。年代が上がるにつれ「節約・倹約」に対する意識が高くなる傾向にあることが分かり、特に60代男性では、「節約・倹約」意識が高い層が84.0%と年代・性別で唯一80%を超える結果となっている。

■男性は「外食費」、女性は「衣料品」の出費をより意識。
日ごろ出費を抑えているものとしては、「外食費」、「衣料品」が62.3%と最も高い。外食の回数を減らしたり、低価格帯の店舗を選ぶ、衣料品では低価格商品を購入したり、購入頻度を抑えることで節約しているものと思われる。一方、日常的にかかる「食費」(54.2%)、「水道光熱費」(47.6%)も約半数が出費を抑えていると回答しており、贅沢品だけではなく、生活費も日常的に節約している傾向にある。



■“売って稼ぐ”より“安く買う”が「節約・倹約」のイメージ
買い物時に「節約・倹約」につながると思うものは「ポイントサービス」と答えた方が最も多く、78.5%だった。不用品を“売る”ことで副収入につながる「リサイクルショップ」や「ネットオークション」は、それぞれ34.5%、31.7%にとどまり、“売って稼ぐ”より“安く買う”ほうが「節約・倹約」のイメージにつながっているようだ。

■「節約・倹約」に対する意識が高い人ほど、ひと手間かけて“売って稼ぐ”
家庭での不用品の処分方法は、「ゴミとして捨てる」が67.1%と最も多い。「節約・倹約」に対する意識別に見ると、「ゴミとして捨てる」の回答は、意識が高い層が63.2%、低い層が76.2%と低い層が高い層を13ポイントも高い結果となっている。一方「ネットオークション・リサイクルショップを利用し、売る」の項目では、意識が高い層が38.1%、低い層が30.5%と高い層が低い層を7.6ポイント上回る結果となっている。「節約・倹約」に対する意識が高い層ほど、ひと手間かけて“売って稼ぐ”といった手段を利用しているようだ。

■お小遣い稼ぎにネットオークションやリサイクルショップを利用。「エコの観点」では意識に差。
ネットオークションやリサイクルショップを利用する理由は、「少しでもお小遣いを稼ぎたいから」が71.5%と最も多い。「節約・倹約」の意識別に利用理由をみると、意識が高い層は、意識が低い層より「エコの観点から」で25ポイント高く、大きな差異が見られる。改めて「節約・倹約」と“エコ”の親和性がネットオークションやリサイクルショップの利用理由でも高いことがわかった。

■7割強がインターネットを利用した副収入に興味あり
「副業や副収入」への関心について聞いたところ、75.9%が「副業・副収入」に興味をもっていることが分かった。昨今の景況感を受け、一部企業では「副業」を認める動きがある中、不用品を“売って稼ぐ”ネットークションや買取サービス、ポイントサービスを活用したアフィリエイトなど、手軽に“プチ稼ぎ”ができる手段として、今後ますます利用が拡大していくのではないか。

調査結果

自分は「節約・倹約家」が約7割。年代を重ねるごとに意識は拡大

はじめに、「節約・倹約」に対する意識について聞いた。その結果、「高いほうだ」が17.5%、「やや高いほうだ」が52.3%となり、「節約・倹約」意識が高い層(「高いほうだ」「やや高いほうだ」の合算)が全体で約7割と高い結果となった。
年代別をみると、年代が高くなるほど「節約・倹約」に対する意識が高くなる傾向にあることが分かり、「高いほうだ」、「やや高いほうだ」と回答した方の合計が、20代:66.0%、30代:66.5%、40代:67.5%、50代:70.0%、60代:79.0%となっている。特に60代男性では、「節約・倹約」意識が高い層が84.0%と年代・性別で唯一80%を超える結果となっている。

◇「節約・倹約」に対する意識(n=1,000)

◇「節約・倹約」に対する意識(n=1,000)

男性は外食費、女性は衣料品の節約を意識。

次に、日ごろ出費を抑えているものを聞いたところ、「外食費」、「衣料品」が62.3%と最も高く、「食費」(54.2%)、「水道光熱費」(47.6%)と続く。外食の回数を減らしたり、低価格帯の店舗を選ぶ、衣料品では低価格商品を購入したり、購入頻度を抑えることで節約しているものと思われる。
性別で見ると、男性は「外食費」が59.4%、「衣料品」が55.3%、女性は「衣料品」が69.8%、「外食費」が65.4%となっており、男性はまず外食で、女性は衣料品で出費を抑えるという傾向が見られる。
一方、日常的にかかる費用である「食費」(54.2%)、「水道光熱費」(47.6%)も約半数が出費を抑えていると回答しており、贅沢品だけではなく、生活費も日常的に節約している傾向にある。

◇日ごろ出費を抑えているものについて(n=698)

◇日ごろ出費を抑えているものについて(n=698)

◇性年代別 加重平均値

◇性年代別 加重平均値

※満足度は、「非常に満足」と「やや満足」の回答率の加算値

“売って稼ぐ”より“安く買う”が「節約・倹約」のイメージ

買い物時に利用すると「節約・倹約」につながると思うものを聞いたところ、「ポイントサービス」との回答が最も多く、78.5%であった。次いで「ディスカウントショップ」(64.7%)、「ネットショッピング」(51.8%)が続く。不用品を“売る”ことで副収入につながる「リサイクルショップ」や「ネットオークション」は、それぞれ34.5%、31.7%にとどまり、“売って稼ぐ”より“安く買う”ほうが「節約・倹約」のイメージにつながっているようだ。

◇利用すると節約・倹約につながると思うもの(n=1,000)

◇利用すると節約・倹約につながると思うもの(n=1,000)

「ポイントサービス」は9割以上が実際に使用

前問で普段の買物をするときに「節約・倹約につながると思う」と回答したもののうち、実際に利用しているものは何であろうか。最も利用率が高かった「ポイントサービス」は、節約・倹約につながると思うと回答した人のうち9割以上が実際に利用しており、次いで「ネットショッピング」が82.6%、「ネットオークション」は81.1%が続く。
「フリーマーケット」や「リサイクルショップ」に関しては、「節約・倹約につながる」と考えてはいるが、実際に利用しているのは、「リサイクルショップ」で53.3%、「フリーマーケット」は38.5%とポイントサービスやネットショッピング、ネットオークションほど実際の利用には至っていないことがわかる。

◇節約・倹約につながるものとして実際に利用しているもの(n=933)

◇節約・倹約につながるものとして実際に利用しているもの(n=933)

◇「節約・倹約」につながると思うものと実際に利用しているものの比較

◇「節約・倹約」につながると思うものと実際に利用しているものの比較

「節約・倹約」に対する意識が高い人ほど、ひと手間かけて“売って稼ぐ”

家庭からでる不用品の処分はどのように行っているのだろうか。不用品の処分方法を聞いたところ、「ゴミとして捨てる」と回答しており最も多く67.1%だった。次いで「知人・家族にあげる」(36.7%)、僅差で「ネットオークション・リサイクルショップを利用し、売る」(35.8%)が続いた。
この項目を「節約・倹約」に対する意識が高い層(「高いほうだ)、「やや高いほうだ」の合算)と意識が低い層(「低いほうだ」、「やや低いほうだ」の合算)の意識別に分析をしてみた。その結果「ゴミとして捨てる」の回答は、意識が高い層が63.2%、低い層が76.2%と低い層が高い層を13ポイントも高い結果となっている。一方「ネットオークション・リサイクルショップを利用し、売る」と回答した人を「節約・倹約」意識別にみると、意識が高い層が38.1%、低い層が30.5%と高い層が低い層を7.6ポイント上回る結果となっている。
この結果から、「節約・倹約」に対する意識が高い人ほど、ひと手間かけて“売って稼ぐ”といった手段を利用しているようだ。

◇ご家庭の不要品の処分方法(n=1,000)

◇ご家庭の不要品の処分方法(n=1,000)

◇「節約・倹約」意識別の処分方法

◇「節約・倹約」意識別の処分方法

小遣い稼ぎにオークションやリサイクルショップを利用。「エコの観点」では意識に差。

不用品の処理方法に「ネットオークションやリサイクルショップを利用する」と回答した人に、利用する理由を聞いたところ、最も多いのは「少しでもお小遣いを稼ぎたいから」で71.5%だった。次いで「価格がつく楽しみがあるから」(47.5%)、「不用品処分の費用がかからないから」(43.9%)、「ネットオークションやリサイクルショップが身近になったから」(43.0%)が続く。
年代別に見ると、「少しでもお小遣いを稼ぎたいから」の回答は20代で最も高く83.5%で、次いで30代(82.7%)、40代(66.3%)と、年代があがるにつれて顕著に低くなっているのがわかる。
また、「節約・倹約」の意識別に利用理由をみると、「節約・倹約」への意識が高い層は、「お小遣いを稼ぎたい」が71.1%で最も高くなっているが、意識が低い層と大きな差異が見られるのは、「エコの観点から」で25ポイント高くなっている。改めて「節約・倹約」と“エコ”の親和性がネットオークションやリサイクルショップの利用理由でも高いことがわかった。
一方、意識の低い層が利用している理由では、「値段がつく楽しみがある」が56.5%で、「お小遣いを稼ぎたい」72.8%に次いで高く見られ、オークションのゲーム性の部分に魅かれている部分が大きいのではないかと考えられる。

◇ネットオークション・リサイクルショップの利用理由(n=358)

◇ネットオークション・リサイクルショップの利用理由(n=358)

◇「節約・倹約」の意識別 ネットオークション・リサイクルショップ利用理由

◇「節約・倹約」の意識別 ネットオークション・リサイクルショップ利用理由

7割強がインターネットを利用した副収入に興味あり。「既に副収入あり」は1割。

最後にインターネットサービスを利用した「副業や副収入」への関心について聞いたところ、「興味があるし、すでに既に副収入がある」と回答した人は11.1%、で「興味があるが、まだ副収入はない」の回答を合わせると、75.9%が「副業・副収入」に興味をもっていることが分かった。一方「既に副収入がある」は1割にとどまった。
昨今の景況感を受け、一部企業では「副業」を認める動きがある中、不用品を“売って稼ぐ”ネットークションや買取サービス、ポイントサービスを活用したアフィリエイトなど、手軽に“プチ稼ぎ”ができる手段として、今後ますます利用が拡大していくのではないか。

◇インターネットを利用した「副業・副収入」への関心

◇インターネットを利用した「副業・副収入」への関心

調査概要

調査エリア  :全国
調査対象者  :20歳~69歳男女
回収サンプル数:1,000サンプル(性別×年代均等割付 各セル100サンプル)
調査期間   :2009年4月25日~26日
調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社

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