海外のネット通販サイト利用に関する調査

2010年8月26日

楽天リサーチ株式会社(代表取締役社長:森 学、本社:東京都品川区、以下 楽天リサーチ)は、海外のインターネット通販サイト利用に関するインターネット調査を実施しました。今回の調査は、8月6日から8月7日にかけて楽天リサーチ登録モニター(約193万人)の中から、全国の 20~69歳の男女のうち、国内のインターネット通販サイト利用者計1,000人を対象に行いました。

調査結果概要

【総評】
インターネットの普及により、“情報”の国境は簡単に越えられるようになったが、海外インターネット通販サイトの利用経験者は2割弱と、物販を伴う国境はなかなか越えられずにいることがわかるが、今後利便性や安全性の確保により飛躍的に拡大する余地も見える。海外のインターネット通販の拡大により、為替変動に伴う円高特需や、国内で入手できないレア商品の購入など、さらに消費者の選択肢が広がり、ネットを通じた消費の拡大が期待される。

■国内インターネット通販では「食品・飲料」がトップ、1回あたりの購入金額は6,433円
国内のインターネット通販サイトでの購入内容は「食品・飲料」が71.8%でトップ、次いで「雑誌・コミック・書籍」(64.0%)、ファッション(60.4%)が続く結果となった。また、1回あたりの購入金額については「3,001円~5,000円以下」が35.4%と群を抜いてトップとなっており、加重平均値は、6,433円だった。

■海外インターネット通販利用経験者は14.2%どまり、今後利用したい方は全体の約3割!
海外のインターネット通販サイトの利用状況と、買い物経験について聞いたところ、利用経験者は14.2%とどまった(11.6%と2.6%の合計)。一方、「利用したことがないし、今後も利用したくない」が61.6%で断トツトップだったが、過去に利用経験の有無に関わらず今後利用したいとの回答は35.8%(11.6%と24.2%の合計)となった。

■海外インターネット通販ではアパレル系の購入が大多数!国内との違いが如実に
海外のインターネット通販サイト利用者に、どのようなものを購入したことがあるかを聞いたところ、国内のインターネット通販では「食品・飲料」が7割超であったのに対し、海外のインターネット通販では「ファッション」が25.4%とトップで、国内のネット通販との違いが如実に分かる結果となった。

■海外インターネット通販の1回あたりの購入金額、国内比プラス4,141円
海外のインターネット通販サイトの1回あたりの購入金額を聞いたところ、国内のネット通販では5,000円以下が半数を超えていたのに対し、海外のネット通販では5,000円以上20,000円未満の合計が60.6%となっており、加重平均値は10,574円だった。国内のインターネット通販の平均購入金額に比べ、4,141円高い。

■海外インターネット通販、利用理由は「日本で入手できない商品が購入できる」がトップ
懸念点は「送料」や「関税」などコスト面
海外インターネット通販サイトを利用する理由としては、「日本で入手できない商品が購入できる」(81.0%)がトップ、続いて「価格が安い」(64.1%)という結果となった。
逆に海外ネット通販を利用する上での懸念点では、トップ3は、「送料」(69.7%)、「関税」(40.8%)、「到着までの時間」(35.2%)であった。海外ネット通販の利用においては、商品の購入金額に付加となる「送料」や「関税」などコスト面が気になるところのようだ。

■海外インターネット通販サイトの利用頻度は下降気味。そのワケは「国内で手に入るから」
ここ2~3年の海外インターネット通販サイトの利用頻度の変化については、「変わらない」が40.8%で多いが、増えたとの回答の合計が24.6%に対し、減ったとの回答の合計が34.5%と下降傾向にあることが見てとれた。
「減った」理由については、「国内で手に入るようになったから」が63.3%でトップ。続いて「セキュリティ面で不安を感じたから」(26.5%)という結果となった。一方、「増えた」理由には、「円高だから」が68.6%でトップだった。

調査結果

国内インターネット通販では「食品・飲料」がトップ、1回あたりの購入金額は6,433円

はじめに、国内インターネット通販サイトにて、どのようなものを購入したことがあるか聞いたところ、「食品・飲料」が71.8%でトップ、次いで「雑誌・コミック・書籍」(64.0%)、「ファッション」(60.4%)が続く結果となった。

◇国内インターネット通販サイトにて購入したことのある品(n=1,000)複数選択 単位:%

◇国内インターネット通販サイトにて購入したことのある品(n=1,000)複数選択 単位:%

次に、国内のインターネット通販で買い物をする際の1回あたりの購入金額を聞いた。「3,001円~5,000円以下」が35.4%で最も多く、次いで「5,001円~8,000円以下」(20.9%)、「1,001円~3,000円以下」(18.9%)という結果となった。5,000円以下の方の合計が55.7%と半数を占める結果となった。加重平均値は、6,433円だった。

◇国内インターネット通販サイトで買い物する際の1回あたりの購入金額 単位:%

◇国内インターネット通販サイトで買い物する際の1回あたりの購入金額 単位:%

加重平均値は、1,000円以下=1,000円、1,001円~3,000円以下=1,500円、3,001円~5,000円以下=4,000円、5,001円~8,000円以下=6,500円、8,001円~10,000円以下=9,000円、10,001円~20,000円以下=15,000円、20,001円~30,000円以下=25,000円、30,001円以上=30,000円で計算

海外インターネット通販利用経験者は、14.2%どまり、今後利用したい方は全体の約3割!

続いて、海外のインターネット通販サイトの利用状況と、買い物経験について聞いたところ、利用経験者は14.2%とどまった(11.6%と2.6%の合計)。一方、「利用したことがないし、今後も利用したくない」が61.6%で群を抜いてトップだったが、過去に利用経験の有無に関わらず今後利用したいとの回答は35.8%(11.6%と24.2%の合計)となった。
性年代別にみたところ、「利用したことがあるし、これからも利用したい」と回答した方は、男性では20代(17.0%)がトップ、女性では40代(15.0%)がトップと、男女間に年代で差があるのに対し、「利用したことがないし、今後も利用したくない」と回答した方は、男女ともに60代で多かった(男性76.0 女性67.0%)。

◇海外インターネット通販サイトの利用有無(n=1,000)複数回答 単位:%

◇海外インターネット通販サイトの利用有無(n=1,000)複数回答 単位:%

海外インターネット通販ではアパレル系の購入が大多数!国内との違いが如実に。

海外のインターネット通販サイト利用者を対象に、どのようなものを購入したことがあるかを聞いたところ、国内のインターネット通販では「食品・飲料」が7割超であったのに対し、海外のインターネット通販では「ファッション」が25.4%でトップとなっており、続いて「バックや靴など、ファッション小物」(21.8%)、「CD・DVD」(21.8)という結果となった。海外のインターネット通販にはアパレル系を購入する方が多いことがわかり、国内のインターネット通販との違いが如実に分かる結果となった。

◇海外インターネット通販サイトにて購入したことのある品(n=142)複数選択 単位:%

◇海外インターネット通販サイトにて購入したことのある品(n=142)複数選択 単位:%

また、実際に海外のインターネット通販サイトで購入する際に、1回あたりの購入金額はどれくらいかを聞いたところ、国内ネット通販では5,000円以下が半数を超えていたのに対し、海外のネット通販では5,000円以上20,000円未満の合計が60.6%となっており、海外のネット通販のほうがより1回あたりの購入金額が高いことが分かった。加重平均値は、10,574円で、国内のネット通販の平均購入金額に比べ、4,141円高い。送料や関税のコスト負荷を踏まえると、一度に多くまとめて購入しておきたいという消費者の心理もうかがえる。

◇海外インターネット通販サイトで買い物する際の1回あたりの購入金額(n=142) 単位:%

◇海外インターネット通販サイトで買い物する際の1回あたりの購入金額(n=142) 単位:%

加重平均値は、1,000円以下=1,000円、1,001円~3,000円以下=1,500円、3,001円~5,000円以下=4,000円、5,001円~8,000円以下=6,500円、8,001円~10,000円以下=9,000円、10,001円~20,000円以下=15,000円、20,001円~30,000円以下=25,000円、30,001円以上=30,000円で計算

利用した海外ネット通販サイト、アメリカなどが群を抜いてトップ

次に実際に買い物をした海外のインターネット通販サイトがどの国のものだったかを聞いたところ、「アメリカなど北米」が81.7%で圧倒的に多く、次いで「イギリス・フランス・イタリアなどヨーロッパ」(33.1%)、「中国・韓国・台湾など東アジア」(19.0%)という結果となった。

◇海外インターネット通販サイトの国について(n=142)複数回答 単位:%

◇海外インターネット通販サイトの国について(n=142)複数回答 単位:%

海外インターネット通販、利用理由は「日本で入手できない商品が購入できる」がトップ
懸念点は「送料」や「関税」などコスト面

海外のインターネット通販サイトを利用する理由としては、「日本で入手できない商品が購入できる」(81.0%)がトップ、続いて「価格が安い」(64.1%)という結果となった。海外インターネット通販を利用するに当たっては、やはりレア感やお得感が求められているようである。

◇海外インターネット通販サイトを利用する理由について(n=142)複数回答 単位:%

◇海外インターネット通販サイトを利用する理由について(n=142)複数回答 単位:%

逆に海外のネット通販を利用する上での懸念点をお聞きしたところ、トップ3は、「送料」(69.7%)、「関税」(40.8%)、「到着までの時間」(35.2%)であった。やはり海外のネット通販の利用においては、商品の購入金額に付加となる「送料」や「関税」などコスト面が気になるところのようだ。また、「保証」(33.1%)や「セキュリティ」(28.9%)なども3割前後と、安心して買い物ができる環境の整備も求められている。

◇海外インターネット通販サイトを利用する上での懸念点(n=142)複数回答 単位:%

◇海外インターネット通販サイトを利用する上での懸念点(n=142)複数回答 単位:%

海外インターネット通販サイトの利用頻度は下降気味。そのワケは「国内で手に入るから」

次に、ここ2~3年の海外インターネット通販サイトの利用頻度の変化について聞いたところ、「変わらない」が40.8%で多く、続いて「かなり減った」が27.5%となり、「やや減った」(7.0%)を合わせた減少層が34.5%だった。増えたとの回答の合計(「かなり増えた」11.3%と「やや増えた」13.4%の合計)は24.6%と全体の2割強にとどまり、海外インターネット通販サイトの利用が下降傾向にあることが見てとれた。

◇ここ2~3年での海外インターネット通販サイトの利用頻度について(n=142) 単位:%

◇ここ2~3年での海外インターネット通販サイトの利用頻度について(n=142) 単位:%

前の質問で「増えた」とお答えの方にその理由を聞いたところ、「円高だから」が68.6%でトップだった。次いで「ネット通販が身近になったから」(60.0%)という結果となった。
逆に「減った」とお答えの方にもその理由を聞いたところ、「国内で手に入るようになったから」が63.3%でトップ。次いで「セキュリティ面で不安を感じたから」(26.5%)、「価格に魅力を感じなくなったから」(24.5%)が続く結果となった。国内のインターネット通販の普及やファストファッションをはじめとする海外アパレルブランドの日本上陸により、レア感の減少が影響しているようだ。

◇海外のインターネット通販サイトの利用頻度が増えた理由(n=35)複数選択 単位:%

◇海外のインターネット通販サイトの利用頻度が増えた理由(n=35)複数選択 単位:%

◇海外のインターネット通販サイトの利用頻度が減った理由(n=49)複数選択 単位:%

◇海外のインターネット通販サイトの利用頻度が減った理由(n=49)複数選択 単位:%

海外インターネット通販サイトの利用、安心して利用できる環境整備がカギ

海外のインターネット通販サイトを利用したことがない方を対象に、利用しない理由を聞いたところ、「決済面のセキュリティへの不安」が57.2%と最も多く、次いで「国内のインターネット通販サイトで事足りる」(55.4%)、「問い合わせの対応などアフターフォローが不安」(50.3%)と続く。安心して買い物ができる環境を整えることが、非利用者を取り込むカギとなりそうだ。

◇海外のインターネット通販サイトを利用しない理由(n=858)複数選択 単位:%

◇海外のインターネット通販サイトを利用しない理由(n=858)複数選択 単位:%

調査概要

調査エリア  :全国
調査対象者  :国内のインターネット通販サイト利用者 20~69歳男女
回収サンプル数:1,000サンプル(年代均等割付 各セル100サンプル)
調査期間   :2010年8月6日~8月7日
調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社

引用・転載可
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キーワード
  • インターネットリサーチ
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