タバコ増税に関する調査

2010年10月18日

楽天リサーチ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森 学、以下 楽天リサーチ)は、タバコに関するインターネット調査を実施しました。今回の調査は、9月28日から29日まで、楽天リサーチ登録モニター(約199万人)の中から、全国の20~69歳の男女計5,000人を対象に行いました。

調査結果概要

【総評】
調査時点で、10月1日の増税を理由にすでに禁煙を開始していた人は喫煙者の4%。喫煙をしている人も24%が禁煙を検討しており、その7割が「増税を意識した買いだめ」はしていないという結果となった。
一方で、増税を意識した買いだめをした人は喫煙者の65%で、平均買いだめ量は4.1カートン、これは月次喫煙数の約1.9か月分にあたる。
また、過去の禁煙のきっかけをみると、「増税」の効果は高くはなってはいないが、今後の動向が注目されるところである。

調査結果

喫煙者の4.1%が10月1日以前から禁煙を開始

調査時点(2010年9月28日~29日)での喫煙率は21.3%。ただし、「10月1日の値上げをきっかけに禁煙を始めたと回答した人が0.9%存在し、元々の喫煙者の4.1%がすでに禁煙を開始していることが分かった。

調査時点の喫煙者についてみると、92.5%が「ほぼ毎日」喫煙しているという結果となった。また、喫煙日1日あたりの喫煙本数は「16~20本」が32.1%でトップとなっており、1箱程度が最も多いことが見受けられた。喫煙頻度と喫煙本数の加重平均を掛けあわせると、月間の喫煙本数は26.5日×16.2本で約429本(1箱20本とすると21.5箱、1カートン10箱とすると2.1カートン)となった。

◇最近1ヶ月の喫煙頻度(n=1,064) 単位:% 月間平均喫煙日数 :約26.5日

◇最近1ヶ月の喫煙頻度(n=1,064) 単位:% 月間平均喫煙日数 :約26.5日

[加重値]
ほぼ毎日:28.0日(7.0日×4週)
週に3~4日:14.0日(3.5日×4週)
週に1~2日:6.0日(1.5日×4週)
月に2~3日:2.5日
月に1日以下:1.0日

◇喫煙する日の1日あたり喫煙本数(n=1,064) 単位:% 1日あたり平均喫煙本数:約16.2本

◇喫煙する日の1日あたり喫煙本数(n=1,064) 単位:% 1日あたり平均喫煙本数:約16.2本

[加重値]
1~2本:1.5本
3~5本:4.0本
6~10本:8.0本
11~15本:13.0本
16~20本:18.0本
21~30本:25.5本
31~40本:35.5本
41本以上:41.0本

喫煙者の23.9%が「やめる」、継続意向者でも約半数が「本数を減らす」意向

◇今後の喫煙意向(n=1,064) 単位:%

◇今後の喫煙意向(n=1,064) 単位:%

増税を意識したまとめ買いの意向を尋ねると、全体では6割以上が何らかの形でいつもよりも多めにたばこを「まとめ買い」しようとしていたことが見受けられる。また、まとめ買い意向のある691名について加重平均を算出すると、平均まとめ買い量は約4.1カートンとなり、先に述べた月間喫煙本数(約2.1カートン)で割ると約1.9ヶ月分にあたる。
一方で、「たばこを吸うのをやめる」と回答した人は72.0%がまとめ買いをしていない。

◇増税を意識したまとめ買いの有無(n=1,064) 単位:%

◇増税を意識したまとめ買いの有無(n=1,064) 単位:%

◇まとめ買い意向ある人のまとめ買い状況(n=691)

平均まとめ買い量 :約4.1カートン

[加重値]
数箱、いつもより余分に購入:0.3カートン
1カートン、いつもより余分に購入:1.0カートン
2カートン、いつもより余分に購入:2.0カートン
3カートン、いつもより余分に購入:3.0カートン
4~5カートン、いつもより余分に購入:4.5カートン
6~7カートン、いつもより余分に購入:6.5カートン
8~9カートン、いつもより余分に購入:8.5カートン
10カートン以上、いつもより余分に購入:10.0カートン

過去の増税で禁煙を考えた人のうち、3人に2人が現在喫煙。今後の動向に注目

禁煙しようと考えたことがある人のきっかけについては、「健康に気を使って」「健康を損ねたから」などの健康要因が上位となっている。調査時点での喫煙者に絞ってみると、「禁煙を考えたが行動はしていない」人で「今回の増税」「過去の増税」をあげる人が多く、約4割にものぼる結果となった。

◇禁煙をしようと思ったきっかけ(n=1,895) 単一選択 単位:%

◇禁煙をしようと思ったきっかけ(n=1,895) 単一選択 単位:%

過去の増税をきっかけに禁煙を考えた人について現在の喫煙状況をみてみると、63.1%が現在喫煙している。また、40.4%は「禁煙を考えたが実際には禁煙しなかった」人々であり、少なくとも過去の例では増税理由の禁煙の継続力は弱いことがうかがえる。一方で、今回はかつてない値上げ幅でもあり、動向が注目される。

◇過去の増税をきっかけに禁煙を考えた人の現在の喫煙状況(n=141)単位:% 現在喫煙者計 :63.1%

◇過去の増税をきっかけに禁煙を考えた人の現在の喫煙状況(n=141)単位:% 現在喫煙者計 :63.1%

禁煙方法のトップは「ひたすら我慢」。今後の意向では「禁煙外来」も14.6%存在

禁煙方法について、過去に実践したことがあるものは、「吸いたくなっても、ひたすら我慢」が最も高く、半数を超える結果となった。またその他、調査時点での喫煙者や今回の値上げをきっかけに喫煙を中止した人では「電子タバコ」「市販のニコチンガム」などの利用も見受けられた。
調査時点での喫煙者で、「たばこを吸うのをやめる」と回答した254人についてみると、やはり半数以上が「吸いたくなっても、ひたすら我慢」をあげるものの、「市販のニコチンパッチ」「電子タバコ」「禁煙外来」をあげる人も1割以上存在した。特に過去禁煙者の経験率が低い「禁煙外来」の意向が14.6%と、実際の受診状況が注目されるところである。

◇過去に経験した(n=1,497)、もしくは今後試したい(n=254)禁煙方法 複数選択 単位:%

◇過去に経験した(n=1,497)、もしくは今後試したい(n=254)禁煙方法 複数選択 単位:%

調査概要

調査エリア  :全国
調査対象者  :20~69歳男女
回収サンプル数:5,000サンプル
調査期間   :2010年9月28日~9月29日
調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社

引用・転載可
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