電子書籍に関する調査

2011年8月30日

楽天リサーチ株式会社(代表取締役社長:森 学、本社:東京都品川区、以下 楽天リサーチ)と楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 楽天)が運営する電子書籍ストア「Raboo」は、電子書籍に関するインターネット調査を実施しました。今回の調査は、8月3日から8月4日にかけて楽天リサーチ登録モニター(約217万人)の中から、全国の20~69歳の男女計1,000人を対象に行いました。

調査結果概要

■電子書籍の認知度は7割超
電子書籍の認知を聞いたところ、「よく知っている」(20.2%)、「やや知っている」(50.8%)の合計が71.0%となり、大半の人が電子書籍を認知していることが分かった。性別で見ると、「よく知っている」が男性で25.2%と女性に比べて10ポイントも多い結果となった。また、性年代別で見ると、「よく知っている」は男性20代がトップ(30.0%)、続いて男性30代(28.0%)という結果となった。電子書籍への関心は、男性、特に若い層が強いことが読み取れる。

■電子書籍、6割近くが今後「利用したい」
電子書籍の今後の利用意向を聞いたところ、「利用したこともあるし、今後も利用したい」(13.3%)と「利用したことは無いが、今後利用したい」(44.0%)の「利用したい」の合計が57.3%と半数以上という結果となった。ただ、昨年に比べ利用意向層は7ポイント減少し、勢いは収まりつつあるようだ。

■電子書籍、手軽さは魅力。一方、紙で読みたい思いも強い
電子書籍の利用意向者に利用したい理由を聞いたところ、「何冊も書籍を持ち運ぶ必要がなく、手軽になるから」が69.1%でトップ。また、反対に電子書籍非利用意向者にその理由を聞いたところ、「紙で読む方が好きだから」が56.9%と断トツトップという結果となった。

■電子書籍を読むのに使いたい端末、「スマフォ」の躍進、専用端末も微増
電子書籍利用意向者を対象に、どの端末で読みたいか聞いたところ、「パソコン」が45.9%でトップ、続いて「スマートフォン」(33.9%)、「iPadなどのタブレット型多機能携帯端末」(30.0%)という結果となった。昨年の調査に比べ、スマートフォンは 18.7ポイント増と大きく躍進し、タブレット型多機能携帯端末を上回る結果となった。スマートフォン端末が普及し、保有率が増加したこともあり、すでに保有する端末で電子書籍を読みたいという意向が表れているようだ。

■専用端末、ユーザーの価格への評価、厳しさ増す
電子書籍専用端末がいくらであれば購入するか聞いたところ、「5,000円以下」が45.0%と最も多かった。昨年の調査に比べ、ユーザーの端末価格への評価は厳しさを増している。前問で、スマートフォンやタブレット型多機能携帯端末への利用意向が高いことからも、電子書籍を“読む”だけのツールにとどまらない多機能端末の提供やコンテンツの充実を訴求する必要があるようだ。

■日本での電子書籍マーケット、普及にはやや時間を要するか
日本での電子書籍マーケットがいつごろを目処に普及すると思うか聞いたところ、「今後3~5年の間」が34,9%でトップだった。メーカーや出版社など、国内における電子書籍マーケットは拡大の一途をたどっているが、ユーザーにとって電子書籍が身近になるには、まだ時間がかかるようだ。

調査結果

電子書籍の認知度は7割超

はじめに、電子書籍の認知について聞いたところ、「よく知っている」(20.2%)、「やや知っている」(50.8%)の合計が71.0%となり、大半の人が電子書籍を認知していることが分かった。性別で見ると、「よく知っている」が男性で25.2%と女性に比べて10ポイントも多い結果となった。また、性年代別で見ると、「よく知っている」は男性20代がトップ(30.0%)、続いて男性30代(28.0%)という結果となった。電子書籍への関心は、男性、とくに若い層が強いことが読み取れる。

◇電子書籍の認知度(n=1,000) 単位:%

◇電子書籍の認知度(n=1,000) 単位:%

電子書籍、6割近くが今後「利用したい」

次に、電子書籍の今後の利用意向を聞いたところ、「利用したこともあるし、今後も利用したい」(13.3%)と「利用したことは無いが、今後利用したい」(44.0%)の「利用したい」の合計が57.3%と半数以上という結果となった。利用したことが無くても今後利用意向がある方が多いことが見受けられる。ただ、昨年に比べ利用意向層は7ポイント減少し、勢いは収まりつつあるようだ。
一方、「利用したことは無いし、今後も利用したくない」という電子書籍に興味のない方も37.1%という高い結果となった。

◇電子書籍の利用希望度(n=1,000) 単位:%

◇電子書籍の利用希望度(n=1,000) 単位:%

電子書籍、手軽さは魅力。一方、紙で読みたい思いも強い

続いて、電子書籍の利用意向者に利用したい理由について聞いたところ、「何冊も書籍を持ち運ぶ必要がなく、手軽になるから」が69.1%でトップだった。続いて「すぐに欲しい書籍を購入し、手元にダウンロードすることができるから」(42.1%)、「1冊あたりの単価が下がり、購入するコストを抑えることができるようになると思うから」(34.7%)という結果となった。

◇電子書籍を利用したい理由(n=573)複数選択 単位:%

◇電子書籍を利用したい理由(n=573)複数選択 単位:%

また、反対に電子書籍非利用意向者にその理由を聞いたところ、「紙で読む方が好きだから」が56.9%と断トツトップ、続いて「電子画面で文字を読むのが疲れるから」(49.4%)、「読んだ気がしないから」(22.7%)という結果となった。

◇電子書籍を利用したくない理由(n=427)複数選択 単位:%

◇電子書籍を利用したくない理由(n=427)複数選択 単位:%

電子書籍を読むのに使いたい端末、「スマフォ」の躍進、専用端末も微増

電子書籍利用意向者を対象に、どの端末で読みたいかについて聞いたところ、「パソコン」が45.9%でトップ、続いて「スマートフォン」(33.9%)、「iPadなどのタブレット型多機能携帯端末」(30.0%)という結果となった。昨年の調査に比べ、スマートフォンは18.7ポイント増と大きく躍進し、タブレット型多機能携帯端末の回答数を上回る結果となった。
スマートフォン端末が普及し、保有率が増加したこともあり、すでに保有する端末で電子書籍を読みたいという意向が表れているようだ。

◇電子書籍を読むのに使いたい端末(n=573)複数回答 単位:%

◇電子書籍を読むのに使いたい端末(n=573)複数回答 単位:%

専用端末、ユーザーの価格への評価、厳しさ増す

続いて、電子書籍専用端末がいくらであれば購入するか聞いたところ、「5,000円以下」が45.0%と最も多く、次いで「5,001円~10,000円」(27.2%)、「10,001円~15,000円」(14.8%)と続いた。昨年の調査に比べ、ユーザーの端末価格への評価は厳しさを増している。前問で、スマートフォンやタブレット型多機能携帯端末への利用意向が高いことからも、電子書籍を“読む”だけにとどまらない機能の提供やコンテンツの充実を訴求する必要があるようだ。

◇電子書籍専用端末の購入価格(n=573) 単位:%

◇電子書籍専用端末の購入価格(n=573) 単位:%

電子書籍のサービスは「コンテンツ価格」と「読みやすさ」を重視

電子書籍のサービスを利用するにあたって重視することを聞いたところ、「コンテンツの価格」がトップで72.9%、続いて「読みやすさ」(66.3%)、「コンテンツの品揃え」(65.1%)という結果となった。

◇電子書籍のサービスを利用する上で重要視する点(n=573)複数回答 単位:%

◇電子書籍のサービスを利用する上で重要視する点(n=573)複数回答 単位:%

電子書籍にどのような機能が欲しいかを聞いたところ、「文字の拡大・縮小ができる機能」(57.9%)、「インターネット検索が出来る機能」(54.1%)、「書籍内の検索」(39.3%)がトップ3となった。「文字の拡大・縮小ができる機能」が1位のことから、やはり電子書籍に関しては「読みやすさ」を求めている傾向があるようだ。

◇電子書籍に欲しい機能(n=573)複数回答 単位:%

◇電子書籍に欲しい機能(n=573)複数回答 単位:%

調査概要

調査エリア  :全国
調査対象者  :20~69歳男女
回収サンプル数:1,000サンプル(性別×年代均等割付 各セル100サンプル)
調査期間   :2011年8月3日~8月4日
調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社

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