日本の英語教育に関する調査

2012年11月21日

楽天リサーチ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森 学)は、日本の英語教育に関するインターネット調査を実施しました。今回の調査は、11月5日から6日の2日間、楽天リサーチに登録しているモニター(約225万人)の中から、未成年の子供を持つ16歳から69歳の男女計1,000人を対象に行いました。

調査結果概要

グローバル化を目指す企業が増えており、ますます国際競争で戦う能力のある人材が求められている。
未成年の子供を持つ親の大部分は、日本の教育制度と英語教育について不満に感じていることが分かった。特に日本の英語教育に関しては、「実用的な英語が向上しない授業内容」や「英語を話す機会が少ない」などビジネスシーンや日常会話で通じる英語教育を求めている親が多いことが分かった。
ただし、英会話教室など学校以外の塾や施設に子供を通わせているのは意外にも2割に留まり、学校の英語教育に不満はあっても、それ以外の手段で英語を学ばせていない親が大多数であることが分かった。

■9割近くが日本の英語教育に不満。“勉強しても使えない”ことへの不満が多数
調査結果から、7割以上が教育制度に何らかの不満を抱いており、満足しているのは26.0%だった。
日本の英語教育に満足しているかどうかを全員に聞いたところ、9割近く(86.6%)が満足していないと回答した。英語教育に対する満足度は、教育制度全体に対する満足度よりも低い。具体的な不満点(複数選択)のトップ3となったのが、「実用的な英語力が向上しない授業内容」(68.8%)、「英語を話す機会が少ない」(66.4%)、「受験英語と実践英語の乖離」(60.2%)で、いずれも“勉強しても使えない”ことへの不満という点で共通している。

■9割以上が「グローバルな視点を持ってほしい」。実用英語への欲求が顕著
自分の子供にグローバルな視点を持ってほしいかどうかという質問では、9割以上(93.6%)が「はい」と回答した。子供に国際競争で戦える能力を身につけさせたいと思うかという質問では、8割以上が「思う」(「やや思う」、「思う」、「かなり思う」合計値)と回答している。国際競争で戦える能力を子供に身につけさせるためには、「ネイティブや専任教師、国際経験のある教師の積極的な採用」(54.4%)、「受験英語から実践英語に授業・勉強方法を切り替える」(52.8%)、「英会話に重点を置く」(51.5%)が上位となり、ここでも、“使える英語”への欲求が顕著に現れている。

調査結果

7割以上が日本の教育制度に不満。最大の不満点は、教員のレベル低下

今回の調査対象者中、日本の教育制度に満足しているのは26.0%だった。7割以上が教育制度に何らかの不満を抱いていることが分かった。
具体的な不満点を複数選択でたずねたところ、「教員の教育レベルの低下」(63.0%)、「学級崩壊、校内暴力、不登校等の増加」(51.9%)、「学費負担」(47.8%)、「閉鎖的な学校の対応と教師の負担」「学生の学力低下」(ともに47.6%)が上位の回答となった。

◇日本の教育制度に満足している?(n=1,000) 単位:%

◇日本の教育制度に満足している?(n=1,000) 単位:%

◇日本の教育制度への不満点(n=740)複数選択 単位:%

◇日本の教育制度への不満点(n=740)複数選択 単位:%

9割近くが日本の英語教育に不満。“勉強しても使えない”ことへの不満が多数

では、英語教育への満足度はどの程度なのだろうか。日本の英語教育に満足しているかどうかを全員に聞いたところ、9割近く(86.6%)が満足していないと回答した。英語教育に対する満足度は、教育制度全体に対する満足度よりも低い。
具体的な不満点(複数選択)のトップ3となったのが、「実用的な英語力が向上しない授業内容」(68.8%)、「英語を話す機会が少ない」(66.4%)、「受験英語と実践英語の乖離」
(60.2%)で、いずれも“勉強しても使えない”ことへの不満という点で共通している。以下、「教員の英語力・指導力が低い」(42.6%)、「異国文化など様々な英語に触れる機会がない」(40.9%)などの回答が続いている。

◇日本の英語教育に満足している? (n=1,000) 単位:%

◇日本の英語教育に満足している? (n=1,000) 単位:%

◇日本の英語教育への不満点(n=866)複数選択 単位:%

◇日本の英語教育への不満点(n=866)複数選択 単位:%

9割以上が「グローバルな視点を持ってほしい」。実用英語への欲求が顕著

自分の子供にグローバルな視点を持って欲しいかどうかという質問では、9割以上(93.6%)が「はい」と回答した。子供に国際競争で戦える能力を身につけさせたいと思うかという質問では、「やや思う」(32.0%)、「思う」(29.3%)、「かなり思う」(22.0%)の合計が8割以上(83.3%)となった。
その8割以上の回答者を対象に、国際競争で戦える能力を子供に身につけさせるためにはどのような英語教育が必要だと思うかを聞いた(複数選択)。トップは「ネイティブや専任教師、国際経験のある教師の積極的な採用」(54.4%)、次いで「受験英語から実践英語に授業・勉強方法を切り替える」(52.8%)、「英会話に重点を置く」(51.5%)となった。やはりここでも、“使える英語”への欲求が顕著に現れている。

◇子供にグローバルな視点を持ってほしい?(n=1,000) 単位:%

◇子供にグローバルな視点を持ってほしい?(n=1,000) 単位:%

◇子供に国際競争で戦える能力を身につけさせたいと思う?(n=1,000) 単位:%

◇子供に国際競争で戦える能力を身につけさせたいと思う?(n=1,000) 単位:%

◇国際競争で戦える能力を身につけるために必要な英語教育(n=833)複数選択 単位:%

◇国際競争で戦える能力を身につけるために必要な英語教育(n=833)複数選択 単位:%

海外留学派は約3割。学校以外の教育機関で英語を学ばせている家庭は約2割

さらに、国際競争に勝てる人材に育てるために、海外留学をさせたい(あるいは、すでにさせている)かを全員にたずねた。結果は、「はい」が33.1%、「いいえ」が17.0%、「分からない」が49.9%となった。
「はい」と回答した人に、海外留学の期間を聞いたところ、「1年以上2年未満」が42.0%で最も多く、「半年以上1年未満」(20.8%)、「2年以上3年未満」(16.6%)がそれに続いた。
最後に、学校以外の教育機関で英語を学ばせているかどうかをたずねた。意外にも、約8割(79.5%)が「いいえ」と答えており、学校の英語教育に不満はあっても、それ以外の手段で英語を学ばせていない親が大多数であることが分かった。

◇海外留学によって国際競争に勝てる人材に育てたい?(n=1,000) 単位:%

◇海外留学によって国際競争に勝てる人材に育てたい?(n=1,000) 単位:%

◇海外留学の期間(n=331) 単位:%

◇海外留学の期間(n=331) 単位:%

◇学校以外で英語を学ばせている?(n=1,000) 単位:%

◇学校以外で英語を学ばせている?(n=1,000) 単位:%

調査概要

調査エリア  :全国
調査対象者  :未成年の子供を持つ16歳から69歳男女
回収サンプル数:1,000サンプル
調査期間   :2012年11月5日から11月6日
調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社

引用・転載可
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