糖尿病治療薬※のNPS調査

2017年6月15日

※SGLT2阻害薬/DPP-4阻害薬/GLP-1受容体作動薬

楽天リサーチ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:田村篤司、以下「楽天リサーチ」)は、「糖尿病治療薬のNPS( Net Promoter Score ) 調査」をインターネットで実施しました。今回の調査は、2017年5月に、楽天リサーチに登録しているモニター(約230万人)の中から、全国のここ1カ月で2型糖尿病の薬物療法実施患者10人以上を診療している医師309人を対象に行いました。

「NPS」は、顧客ロイヤルティを図る指標の一つで、ベイン・アンド・カンパニー社が開発しました。
「商品やサービスの他者への推奨」という考え方は、医療用医薬品の製品評価方法としては質問の仕方など、工夫を要する面がありますが、一つの質問で数値化が可能で、時系列比較、層別分析、数値目標設定など、幅広く活用できる指標です。医薬品領域において本指標が展開、根付いていくかどうか、今後の推移を見守っていく視点の一つです。

そこで今回は、数多くの新製品が継続的に市場に参入している2型糖尿病治療薬市場において、使用しているSGLT2阻害薬/DPP-4阻害薬/GLP-1受容体作動薬を対象とする自主調査を行いました。

※今回の聴取項目は以下の通り

(1)ここ1カ月の2型糖尿病患者数
(2)2型糖尿病で処方した薬剤(SGLT2阻害薬、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬)
(3)各薬剤処方患者割合
(4)処方薬のNet Promoter Score
(5)2型糖尿病薬物療法の情報提供に関して、「評価する」メーカー
(6)所属診療科
(7)日本糖尿病学会登録状況
(8)性別
(9)年代
(10)都道府県

◇回答者属性

調査結果

新規製剤のうち、SGLT2阻害薬使用医は7割まで伸長。

  • 製品使用状況:薬効別では、SGLT2阻害薬使用医がDPP4阻害薬に次いで7割、DPP4配合剤は現時点で3割弱。
  • 製品別では、ジャヌビアが68%で最も高く、DPP4阻害薬は10%~68%で使用状況にばらつきがある。

◇2型糖尿病で処方した薬剤(SGLT2阻害薬、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬)について 複数選択 単位:%
※基数:ここ1カ月に2型糖尿病薬物療法実施患者10人以上の医師;n=309

◇2型糖尿病で処方した薬剤(SGLT2阻害薬、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬)について

新規製剤のうち、SGLT2阻害薬各製品処方割合は拮抗。

  • 製品処方割合:薬効別では、DPP4阻害薬処方患者が53%、SGLT2阻害薬は現時点で1割強。
  • 製品別では、ジャヌビアが15%で最も高く、唯一10%を超えた。

◇各薬剤処方患者割合について 単位:%
※ここ1カ月の2型糖尿病薬物療法実施患者;n=18,682人/309Dr

◇各薬剤処方患者割合について

NPSで[Promoter]回答率3割以上は1製品、1割台は11製品。

  • [Promoter]の比率が最も高いのはトルリシティ(GLP-1受容体作動薬)で39%、次いでジャディアンス(SGLT2阻害薬)31% 薬剤によるばらつきはあるものの、[Passive]、[Detractor]計が7割台を占める薬剤が25剤中12剤、8割台を占める割合が11剤。

◇処方薬のNet Promoter Scoreについて 単位:%
※Qここ1カ月に2型糖尿病薬物療法実施患者さんに対して、処方なさった製品について、「他の先生への推奨意向」を聞かれた場合、先生はどの程度勧めたいと思うか
※その薬剤の処方適性がある患者さんにおける状況をご想定
※基数:ここ1カ月の2型糖尿病薬物療法実施患者10人以上の医師;n=309

◇処方薬のNet Promoter Scoreについて

NPSは全体的にマイナス値(PromoterよりDetractorが多い)を示した。「トルリシティ」は他剤に比べ高い値を示した。

  • NPSがプラスの値を示したのは3剤で、トルリシティ(GLP-1)が23.1ポイントで最も高く、次いでザファテック(DPP4阻害薬)、ジャディアンス(SGLT2阻害薬)が約6ポイント。

◇処方薬のNet Promoter Scoreについて 単位:%
※(算出方法)[Promoter]回答率から[Detractor]回答率を除算。
※基数:ここ1カ月の2型糖尿病薬物療法実施患者10人以上の医師;n=309

◇処方薬のNet Promoter Scoreについて

「売上との相関」を示すNPS→1Drあたり処方患者数で検証すると、一部製品で相関がみられた。

  • ユーザーが100名以上のDPP4阻害薬について、NPSのセグメント別に、医師1人あたりの処方患者数の関係を確認すると、特にトラゼンタ、エクア、テネリアで[Promoter]の処方人数の増加がみられた。

◇各薬剤処方患者割合について 単位:人
※基数:ここ1カ月の2型糖尿病薬物療法実施患者

◇各薬剤処方患者割合について

NPSとメーカー評価では一部のメーカーで相関がみられた。

  • ユーザーが100名以上のDPP4阻害薬の販売メーカーの評価をみると、8社中4社で、推奨度との相関がみられた。

◇2型糖尿病薬物療法の情報提供に関して、「評価する」メーカーについて 複数選択 単位:%
※基数:各薬剤使用医師

◇2型糖尿病薬物療法の情報提供に関して、「評価する」メーカーについて

楽天リサーチでは、メディカルリサーチチームにより、メディカル領域の自主調査を行っています。お問い合わせや関心のあるテーマなどのご相談をお気軽にお寄せください。

【調査概要】

調査エリア : 全国
調査対象者 : ここ1カ月で2型糖尿病の薬物療法実施患者10人以上の医師
回収サンプル数 : 309サンプル
調査期間 : 2017年5月
調査実施機関 : 楽天リサ-チ株式会社

引用・転載可
このレポートは、楽天リサーチを出展元とし開示すれば自由に引用や転載をすることができます。詳しい引用や転載方法はお問い合わせください。

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